2005年1月
奈良県モクレン山教会で発生した殺人事件の裁判に出席するため、奈良地方裁判所の法廷に男女6人が集まった。
事件はその異常性から「ミサ殺人事件」とマスコミで報じられ、世間の注目を集めている。
検察席に、弁護人席に、証人席に………そして被告人席に6人が着席する。
まもなく審理が開始されようとしていた。
それは粛々と進み続けてきた歴史をさかのぼる長い一日の始まりだった。

